2017年10月02日

Shankar / Touch Me There (1979)

Touch Me There - ShankarTouch Me There / Shankar

シャンカールのファースト・ソロ・アルバム『タッチ・ミー・ゼア』

インド出身のヴァイオリン奏者で、ジョン・マクラフリンとシャクティというバンドを組んでいたシャンカール。Lakshminarayana Shankarというのが本名で、通常はL. Shankar と呼ばれている。
本作は彼のソロ第1作で、フランク・ザッパがプロデュース、ザッパ・レコードからリリースされている。1979年のザッパはアルバム5作(2枚組LPが2作あるので実質アルバム7枚分)をリリースした年。ワーナーから解放されて大爆発した年に、このプロデュース仕事までこなしていたとは恐るべし。

冒頭1曲目からモロにザッパ節炸裂。ザッパ自身の変態ヴォーカルがとてもいやらしい。ザッパのアルバムだと、『オン・ステージVol.5 You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 5』に収録されている曲だ。
Aは高速ヴァイオリンを披露。
アルバム・タイトル曲のBはザッパの書いたエロ歌詞に合わせたムーディーなナンバー。
Cはあの時代のフュージョン・サウンド+あの時代のザッパ・サウンド。曲名はアリス・クーパーのヒット曲からヒネったものだろう。
Dはメロウ・ナンバー。
Eはコンパクト&シャープにまとまっている。
Fはややオリエンタル調のミステリアス・ナンバー。
Gはユルいレゲエ調。ヴォーカルはL.シャンカール自身。

インド・テイストはほとんど感じないけれど、やはりどこかエキゾチックなフュージョン・サウンド。まあ、ザッパが絡んでいなければ手を出していないだろうな、というのが本音。


1. Dead Girls Of London
2. Little Stinker
3. Touch Me There
4. No More Mr. Nice Girl
5. Love Gone Away
6. Darlene
7. Windy Morning
8. Knee-Deep in Heaters

Personnel
L. Shankar – acoustic violin, 5 string Barcus Berry electric violin and string orchestra, vocals
Phil Palmer - mandolin, acoustic and electric guitars
Dave Marquee - bass
Simon Phillips - drums
James Lascelles - Fender rhodes, organ, acoustic piano, synthesizer
Jack Emblow - accordion
Stucco Homes (Frank Zappa) - vocals
Vicky Blumenthal - chorus
Jenny Lautrec - vocals
Ike Willis - vocals
Ron Frangipane - basic arrangement
Frank Zappa - recording arrangements and orchestration

Produced by Frank Zappa
Engineers: Geoff Young, Steve Nye, Mick Glossop
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月24日

Frank Zappa / Mystery Disc (1998)

ミステリー・ディスク - フランク・ザッパミステリー・ディスク / フランク・ザッパ

フランク・ザッパの編集盤『ミステリー・ディスク』

1985年、1986年にリリースされたボックス・セット Old Masters Box I と II に付属していた Mystery Disc の内容をほぼ収録。1曲を除いて全てが1962年〜1969年にレコーディングされたもの。
いわゆる未発表曲集で、話題にできるのはキャプテン・ビーフハートが歌っている曲を含んでいることくらい。ザッパ・マニア向けの作品だ。

この後も毎年のように数枚ザッパ名義のアルバムが出てきているけど、自分は追いかけるのを止めた。60作以上のアルバムがある。そちらをじっくり聴くべきだろう。


1. Theme from Run Home Slow
2. Original Duke of Prunes
3. Opening Night at "Studio Z" (Collage)
4. The Village Inn
5. Steal Away
6. I Was a Teen-Age Malt Shop
7. The Birth of Captain Beefheart
8. Metal Man Has Won His Wings
9. Power Trio from The Saints 'n Sinners
10. Bossa Nova Pervertamento
11. Excerpt from The Uncle Frankie Show
12. Charva
13. Speed-Freak Boogie
14. Original Mothers at The Broadside (Pomona)
15. Party Scene from Mondo Hollywood
16. Original Mothers Rehearsal
17. How Could I Be Such a Fool?
18. Band introductions at The Fillmore West
19. Plastic People
20. Original Mothers at Fillmore East
21. Harry, You're a Beast
22. Don Interrupts
23. Piece One
24. Jim/Roy
25. Piece Two
26. Agency Man
27. Agency Man (studio version)
28. Lecture from Festival Hall Show
29. Wedding Dress Song/The Handsome Cabin Boy
30. Skweezit Skweezit Skweezit
31. The Story of Willie the Pimp
32. Black Beauty
33. Chucha
34. Mothers at KPFK
35. Harmonica Fun

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月23日

Frank Zappa / Strictly Genteel (1997)

Strictly Genteel: Classical Introduction - Frank ZappaStrictly Genteel: Classical Introduction / Frank Zappa

フランク・ザッパの編集盤『ストリクトリー・ジェンティール』

本作はザッパのクラシカル、現代音楽、ジャズ的なインスト・ナンバーを集めたもの。ロック寄りのベスト盤『ストリクトリー・コマーシャル』と対になるようなものとして、レコード会社が主導して編集したもののようだ。

ザッパが20世紀を代表する作曲家であることを示す“まとめ”作品になっているとは思うけれど、個人的な好みとしてはあまり聴かない盤になってしまっている。ここに収められている曲はそれぞれのオリジナル・アルバムの中で輝いていた。ところが、ここに集められた状態で聴くと、どうも魅力が半減しているように思えてならない。各アルバムのコンセプトやカラーが違うものの中からピックアップしてきているので、寄せ集め感を拭えないのだ。ポップ・ミュージックのヒット曲を集めてベスト盤を作るのとは勝手が違う、ということだろう。もしザッパ本人が選曲や編集を行っていたら、そういう違和感はなかったかもしれない。

クラシカルなザッパを体験したことのない人のための入門盤にはなるだろう。


1. Uncle Meat: Main Title Theme
2. Regyptian Strut
3. Pedro's Dowry
4. Outrage at Valdez
5. Little Umbrellas
6. Run Home Slow Theme
7. Dwarf Nebula Processional March & Dwarf Nebula
8. Dupree's Paradise
9. Opus 1 - #3: 2nd movement - Presto
10. The Duke of Prunes
11. Aybe Sea
12. Naval Aviation in Art?
13. G-Spot Tornado
14. Bob In Dacron
15. Opus 1 - #4: 2nd movement - Allegro
16. Dog Breath Variations
17. Uncle Meat
18. Strictly Genteel

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月22日

Frank Zappa / Have I Offended Someone? (1997)

Tinsel Town Rebellion - Have I Offended Someone? / Frank Zappa
フランク・ザッパのベスト盤『ザッパズ・チョイス〜ハヴ・アイ・オフェンディッド・サムワン?』

本作はザッパ本人による選曲のベスト盤。キャリアの後半の曲がほとんどで、コンパクトな曲が並ぶ。多くの曲がリミックス・ヴァージョンや編集ヴァージョンになっていたり、曲間なしでつながっているところなんかも、ザッパが直接手掛けたことが伝わってくる。そしてポイントは、タイトルの「誰か怒らせた?」の通り、“品のない”歌詞の曲が集められていること。

ターゲットにされているのは、SMプレイに溺れるホモ、髪型ばかり気にするディスコ・ボーイ、フェラチオ娘、臭いのキツいフランス人、ゲイ、SEXそのもの、オッパイとビール、カッコだけの空疎なロック・スター、テレビ伝道師、ホモの神父さんと口を使うカソリック娘、イクかどうかで賭けをする姉妹、お手軽なニュー・ウェイヴ・バンド、アホっぽいしゃべりのコギャル、スケベなユダヤの女王様、時間で働く組合所属のミュージシャン。かなり攻撃的なものもあれば、おちょくってるようなものもある。その辺は曲調や歌い方、演奏、SEなどでニュアンスが伝わってくる。

リミックスや編集がされているので、オリジナル・アルバムとは聴こえ方の印象が違うものも多い。未発表ライヴの「ダム・オール・オーヴァー」での壮絶ギター・ソロも素晴らしい。ザッパ・マニアの人も楽しめるし、ザッパ初心者にも訴求できるだろう。


1. Bobby Brown Goes Down
2. Disco Boy
3. Goblin Girl
4. In France
5. He's So Gay
6. SEX
7. Titties 'n Beer
8. We're Turning Again
9. Dumb All Over
10. Catholic Girls
11. Dinah-Moe Humm
12. Tinsel Town Rebellion
13. Valley Girl
14. Jewish Princess
15. Yo Cats

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月21日

Frank Zappa / Läther (1996)

frankzappa_lather.jpg

フランク・ザッパの61作目『レザー』

『レザー』は元々、ザッパ自身のレーベル「ザッパ・レコード」の第1弾として、1977年に4枚組LPのボックス・セットとしてリリースされる予定だった。ところが、発売元のワーナー・ブラザーズが発売を認めない → ザッパが他のレコード会社に売り込みをかける → ワーナーが契約を盾にテープを渡すように要求 → ザッパがテープを渡したのにリリースの計画が白紙に → 怒ったザッパがラジオでアルバムの全曲をオンエア → 困ったワーナーが『レザー』を4つのアルバムにバラしてリリース、というドタバタの展開。最初の『ザッパ・イン・ニューヨーク』はザッパの許可を得ていたけれども、ワーナーが一部を勝手にカットしてしまっているし、『スタジオ・タン』『スリープ・ダート』『オーケストラル・フェイヴァリッツ』の3作品についてはザッパに無断でリリースしてしまった。そういった経緯があるので、ザッパ自身は当初の計画通りの形でリリースすることを強く望んでいて、それがようやく実現したのが本作というわけだ。

本作に収録されている曲の大半は上記の4作品に収められているわけだけど、ヴァージョン違いもあるし、それ以外のアルバムに入っていた曲の別テイクやボーナス・トラックもある。ということで、上記4作品を持っていても決して損ではない。

そもそも2時間半超のヴォリューム感が特別だ。大作アルバムを聴いたときによく「散漫だ」なんて言っちゃう人でも、本作を聴けば、その豊かな音楽性に舌を巻くだろう。ワーナーによって分類されていた各4作品が、渾然一体となって迫ってくる。

各ディスクのラストに目玉の曲を配している。
Disc1は美しいジャズ・ロック・チューンの「RDNZL」。ジョージ・デュークのピアノ・ソロはお見事。
Disc2はメランコリックなオーケストラ・ナンバー「デューク・オブ・プルーンズ」。ザッパのギターが官能的に絡んでくる。
Disc3は21分のオペラ・スタイルな「グレッガリー・ペッカリーの冒険」。単純に楽しいし、展開が凄まじい。きっと編集も凄まじい。

2012年にリイシューされたCDは顔面にクリームを塗りたくったザッパのジャケ写になっている。ザッパのちょっと不機嫌そうな表情は絶妙だ。口ヒゲをつけた牛も捨てがたいけどね。


Disc 1
1. Re-gyptian Strut
2. Naval Aviation in Art?
3. A Little Green Rosetta
4. Duck Duck Goose
5. Down in De Dew
6. For the Young Sophisticate
7. Tryin' to Grow a Chin
8. Broken Hearts Are for Assholes
9. The Legend of the Illinois Enema Bandit
10. Lemme Take You to the Beach
11. Revised Music for Guitar & Low Budget Orchestra
12. RDNZL

Disc 2
1. Honey, Don't You Want a Man Like Me?
2. The Black Page #1
3. Big Leg Emma
4. Punky's Whips
5. Flambé
6. The Purple Lagoon
7. Pedro's Dowry
8. Läther
9. Spider of Destiny
10. Duke of Orchestral Prunes

Disc 3
1. Filthy Habits
2. Titties 'n Beer
3. The Ocean Is the Ultimate Solution
4. The Adventures of Greggery Peccary
 Bonus Tracks
1. Regyptian Strut (1993)
2. Leather Goods
3. Revenge of the Knick Knack People
4. Time Is Money

Personnel
Frank Zappa – guitar, bass, percussion, keyboards, synthesizer, vocal
Ray White – guitar, vocals
Roy Estrada – bass
Patrick O'Hearn – bass, vocals
Tom Fowler – bass
James "Bird Legs" Youman – bass
Dave Parlato – bass
Max Bennett – bass
Terry Bozzio – drums, vocals
Chester Thompson – drums
Jim Gordon – drums
Ralph Humphrey – drums
Paul Humphrey – drums
Chad Wackerman – drum overdubs
Ruth Underwood – percussion, synthesizer
Emil Richards – percussion
Don Brewer – bongos
David Samuels – timpani, vibes
George Duke – keyboards
Andre Lewis – keyboards
Bruce Fowler – trombone
Randy Brecker – trumpet
Michael Brecker – tenor sax, flute
Lou Marini – alto sax, flute
Ronnie Cuber – baritone sax, clarinet
Tom Malone – trombone, trumpet, piccolo
Don Pardo – sophisticated narration
Eddie Jobson – violin, keyboards, vocals, yodeling
Ricky Lancelotti – vocals
Davey Moire – vocals
Michael Zearott - orchestra conduction

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月20日

Frank Zappa / The Lost Episodes (1996)

Lost Episodes - Frank ZappaLost Episodes / Frank Zappa

フランク・ザッパの60作目『ロスト・エピソード』

ザッパが生前に完成させていた編集盤。『オン・ステージ』シリーズが膨大な量の未発表ライヴ・テイク集だったのに対して、こちらはCD1枚の未発表スタジオ・テイク集。ザッパはスタジオで録音したもののほとんどをなんらかの形で使っていたらしく、そもそも未発表スタジオ・テイク自体多くなかったらしい。「さすが編集の鬼!」といったところだろうか。

古くは1958年から、亡くなる前年の1992年までのレア音源を集めている。一番古いものはザッパがまだ10代で、弟?ボビー・ザッパといっしょにギターを弾いて、キャプテン・ビーフハートが歌っているもの。まあ、それだけで歴史的お宝音源ってことになる。ありがたやありがたや。

他にもビーフハート参加曲などあるけど、本作の一番の聴き所は終盤。
25曲目「RDNZL」は、いかにもな難曲。テンポが速い速い。
27曲目「インカ・ローズ」は対照的にオリジナルよりややゆっくりめ。フルートのソロもあったりしてムーディーなアレンジだ。
ラストの「シャリーナ」は1970年のホット・ラッツ・バンドによる録音で、シュガーケイン・ハリスがヴァイオリンと歌で活躍している。なかなかエモーショナルなアレンジだ。ギター・ソロもカッコイイ。
こういうのが未発表で残ってるんだから、「他にも」と期待したくなる。

国内盤CDの帯に「裏ベスト」のような紹介がされていたけど、そんな風には思えない。あくまでもマニア向けのアルバムで、ザッパ初心者には向かないのは確かかな。


1. The Blackouts
2. Lost in a Whirlpool
3. Ronnie Sings?
4. Kenny's Booger Story
5. Ronnie's Booger Story
6. Mount St. Mary's Concert Excerpt
7. Take Your Clothes Off When You Dance
8. Tiger Roach
9. Run Home Slow Theme
10. Fountain of Love
11. Run Home Cues, #2
12. Any Way the Wind Blows
13. Run Home Cues, #3
14. Charva
15. The Dick Kunc Story
16. Wedding Dress Song
17. Handsome Cabin Boy
18. Cops & Buns
19. The Big Squeeze
20. I'm a Band Leader
21. Alley Cat
22. The Grand Wazoo
23. Wonderful Wino
24. Kung Fu
25. RDNZL
26. Basement Music #1
27. Inca Roads
28. Lil' Clanton Shuffle
29. I Don't Wanna Get Drafted
30. Sharleena

Personnel
Frank Zappa – synthesizer, guitar, percussion, piano, celeste, drums, bass guitar, kazoo, vocals, background vocals, synclavier
Bobby Zappa – guitar, rhythm guitar
Elwood Madeo, Jr. – guitar
Elliot Ingber – slide guitar
Arthur Barrow – bass
Max Bennett – bass
Erroneous – bass
Roy Estrada – bass
Bruce Fowler – bass, trombone
Tom Fowler – bass guitar
John French – drums
John Guerin – drums
Jimmy Carl Black – drums
Vinnie Colaiuta – drums
Aynsley Dunbar – drums
Ralph Humphrey – drums
Chester Thompson – drums
Art Tripp – marimba, background vocals, vibraphone
Ian Underwood – percussion, keyboards, saxophone, woodwind, fender rhodes
Ruth Underwood – percussion
George Duke – keyboards
Tommy Mars – keyboards, vocals
Don Preston – keyboards
Danny Helferin – piano
Terry Wimberly – piano
Tony Rodriguez – alto sax
Chuck Foster – trumpet
Sal Marquez – trumpet
Jean-Luc Ponty – violin
Don "Sugarcane" Harris – violin, vocals, electric violin
Dale Bozzio – vocals
Terry Bozzio – vocals
Captain Beefheart (Don Van Vliet) – vocals
Ray Collins – vocals
Ricky Lancelotti – vocals
Ray White – vocals
Kenny Williams – vocals
Ronnie Williams – vocals
Ike Willis – vocals

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月19日

Frank Zappa / Bobby Brown (CD single)(1995)

Bobby Brown - Frank ZappaBobby Brown / Frank Zappa

フランク・ザッパのシングル Bobby Brown

シングル・チャートの成績を見ると、「ボビー・ブラウン」は、1979年当時、スウェーデン、ノルウェーで1位、オーストリアで2位、ドイツで4位、スイスで5位など、欧州で大ヒット。ザッパ最大のヒット曲だ。ベスト盤 Strictly Commercial のヨーロッパ盤には「ボビー・ブラウン」が、「テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー」の代わりに収録されていて、それが再びシングルとしてもリリースされた。

カップリングのAは通常のスタジオ・テイク、B「拷問は果てしなく」は『ザッパ・イン・ニューヨーク』に収録されていたのと同じテイク。せっかくなら未発表ヴァージョンが欲しかった…。


1. Bobby Brown Goes Down
2. Valley Girl
3. The Torture Never Stops
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月17日

Frank Zappa / Strictly Commercial (1995)

Strictly Commercial - Frank ZappaStrictly Commercial / Frank Zappa

フランク・ザッパのベスト盤『ストリクトリー・コマーシャル ベスト・オブ・フランク・ザッパ』

本作はレコード会社が選曲したベスト盤。ザッパ自身が生前にベスト盤を作ってこなかったし、いわゆるヒット曲がそんなにあるわけではないので何をもってベストとするのか微妙な人だったりするので、このベスト盤に否定的な古くからのファンがいる。

まあそう言いたくなるのも分かるけど、ザッパを初めて聴く人の選択肢としてこのベストをチョイスしてもらうのは全然悪くないと思う。シングルでリリースされたものも多いし、他にもラジオでかかりやすそうな曲がセレクトされている。ザッパの魅力の分かり易い面に焦点を絞ったのは、やはり本作がザッパ・マニアのためのものではなく、ザッパ初心者のためのものに用意されたものであることを表している。

自分はほとんどのオリジナル・アルバムを所有しているけど、このベスト盤はCDとLPの両方を入手した。LPの方が2曲多く、12インチのミックスで収録されている曲があったりするし、音の迫力も感じられるので、手軽なCDとそれぞれで楽しめる。

表のスマイリング・ザッパも裏のスモークング・ザッパも、モノクロ写真で遺影っぽいのが内容と合っていない。湿っぽくなるのはザッパも望んでいないんじゃないかなあ。


LP
Side A
1. Peaches en Regalia
2. Don't Eat the Yellow Snow (single version)
3. Dancin' Fool (12" disco mix)
4. San Ber'dino
5. Let's Make the Water Turn Black
Side B
1. Dirty Love
2. My Guitar Wants to Kill Your Mama
3. Cosmik Debris
4. Trouble Every Day
5. Disco Boy
Side C
1. Bobby Brown (Goes Down)
2. I'm the Slime
3. Joe's Garage (single version)
4. Fine Girl
5. Planet of the Baritone Women
6. Sexual Harassment in the Workplace
Side D
1. Tell Me You Love Me
2. Montana (single version)
3. Valley Girl
4. Be in My Video
5. Muffin Man

CD
1. Peaches en Regalia
2. Don't Eat the Yellow Snow (single version)
3. Dancin' Fool
4. San Ber'dino
5. Dirty Love
6. My Guitar Wants to Kill Your Mama
7. Cosmik Debris
8. Trouble Every Day
9. Disco Boy
10. Fine Girl
11. Sexual Harassment in the Workplace
12. Let's Make the Water Turn Black
13. I'm the Slime
14. Joe's Garage (single version)
15. Tell Me You Love Me
16. Montana (single version)
17. Valley Girl
18. Be in My Video
19. Muffin Man

Produced by Frank Zappa / Tom Wilson
Cover photography: Norman Seeff
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月16日

Frank Zappa / Civilization Phaze III (1994)

frankzappa_civilizationphazeIII.jpg

フランク・ザッパの59作目『文明第三期』

ザッパ没後に出された最初の作品は、なんともミステリアスな実験作。最後にとんでもない謎を遺して逝ってしまったようで、残された我々は答えが明かされることのない謎解きをさせられているような気になる。

2枚組で全41曲中、会話が22で、演奏が19。“素材”になっているのは4つ。1967年に録音された会話、シンクラヴィア演奏、アンサンブル・モデルンのライヴ演奏、1991年に録音された会話。およそ四半世紀を飛び越えた新旧の会話はいずれも、ピアノの内部にマイクを置いた状態でピアノに頭を突っ込んで、反響する声を録音したそうだ。
自分は国内盤を入手しなかったので(後悔…)、細かいストーリーは分からないけど、ピアノ内部の住人と外の世界にいる悪の存在についてのお話とのこと。イラストでもその壮大な世界観を感じることはできる。

機材面の進歩がそれまでできなかったことを可能にしたことは素人でも想像できるけど、それに触れているザッパ自身が一番驚いて「じゃあ、こういうことをやってみよう」と突き進んだのだろう。ザッパにもっと時間が残されていたらどんなものが生み出されていただろうか。

シンクラヴィア作品の『ジャズ・フロム・ヘル』(1986年)とはかなり印象が違う。全体を通して印象に残るのは深遠な静寂と、その中で響き渡る現代音楽的ピアノ音。近未来的でもあり、太古の昔からヒトのDNAに刻まれていたようでもあり。エコーがかった会話のバックで鳴る楽器やSEも、音が単独で聞こえてくると不気味さを増す効果があることに気付かされる。
各ディスクのラストに長めのナンバーを配置してドラマチックな構成を敷いている。

このアルバムを聴くのに明るい昼間は似合わない。夜中に真っ暗な中で聴いてると、ホラー映画を鑑賞するのに近いものを感じる。


Act I
1. This Is Phaze III
2. Put a Motor in Yourself
3. Oh-Umm
4. They Made Me Eat It
5. Reagan at Bitburg
6. A Very Nice Body
7. Navanax
8. How the Pigs' Music Works
9. Xmas Values
10. Dark Water!
11. Amnerika
12. Have You Heard Their Band?
13. Religious Superstition
14. Saliva Can Only Take So Much
15. Buffalo Voice
16. Someplace Else Right Now
17. Get a Life
18. A Kayak (On Snow)
19. N-Lite: Negative Light / Venice Submerged / New World Order / The Lifestyle You Deserve / Creationism / He Is Risen

Act II
1. I Wish Motorhead Would Come Back
2. Secular Humanism
3. Attack! Attack! Attack!
4. I Was in a Drum
5. A Different Octave
6. This Ain't CNN
7. The Pigs' Music
8. A Pig with Wings
9. This Is All Wrong
10. Hot & Putrid
11. Flowing Inside-Out
12. I Had a Dream About That
13. Gross Man
14. A Tunnel into Muck
15. Why Not?
16. Put a Little Motor in 'Em
17. You're Just Insultin' Me, Aren't You!
18. Cold Light Generation
19. Dio Fa
20. That Would Be the End of That
21. Beat the Reaper
22. Waffenspiel

Personnel
Frank Zappa – producer, compiler, editor, composer, performer, conductor
Ensemble Modern – orchestra

1967 voices
Spider Barbour
All-Night John
Frank Zappa
Euclid James "Motorhead" Sherwood
Roy Estrada
Louis "The Turkey" Cuneo
Monica
Gilly Townley
Unknown Girl #1
Unknown Girl #2

1991 voices
Moon Unit Zappa
Michael Rapaport
Ali N. Askin
Catherine Milliken
Walt Fowler
Todd Yvega
Michael Svoboda
Michael Gross
William Forman
Uwe Dierksen
Stefan Dohr
Daryl Smith
Franck Ollu
Hermann Kretzschmar
Dweezil Zappa

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月15日

Frank Zappa and Ensemble Modern / The Yellow Shark (1993)

Zappa: The Yellow Shark - The Yellow Shark / Frank Zappa

フランク・ザッパの58作目『イエロー・シャーク』

1992年9月、ドイツの室内楽団アンサンブル・モデルンによるライヴ音源。ザッパは一部の曲で指揮もしている。本作のリリースは1993年11月。ザッパが亡くなったのは1993年12月4日なので、本作が生前最後の作品となった。

自分の曲を巧く演奏してくれそうな音楽集団との出会いはザッパにとって大きな刺激になったようで、新たな曲作り、過去の曲の編曲、リハーサルを重ねて本作の完成につなげている。ジャケット写真のやつれた顔を見るに、しんどい仕事だったことは想像に難くないけど、ザッパのクラシック路線の集大成になった。

繊細かつ迫力あるサウンドは本当に臨場感たっぷり。万全の録音環境を整えただけあって、楽器がすぐ近くで鳴っているように感じられる。
緊張感ピリピリの前衛音楽から映像喚起力の高い楽曲まで起伏があるので、ワクワクしながら聴ける。ザッパのシリアスな面とエンターテインメントの面の両方が同居しているという点では一番かもしれない。ザッパらしさは、曲のタイトルや背景についての解説にも感じられるし、曲中の語りや、光線銃や犬の鳴き声などの効果音にも表れている。ザッパのロック・コンサートでのものよりもずっと上品な笑い声と拍手喝采が巻き起こるところは、会場や客席の雰囲気もあるのだろう。

20世紀の偉大な作曲家としての巨人ぶりを証明するに相応しいアルバム。自分はロック系のものを好んでいるけど、本作は意外と繰り返し聴いてしまう。ザッパ初心者にはあまりオススメしないけど。


1. Intro
2. Dog Breath Variations
3. Uncle Meat
4. Outrage at Valdez
5. Times Beach II
6. III Revised
7. The Girl in the Magnesium Dress
8. Be-Bop Tango
9. Ruth Is Sleeping
10. None of the Above
11. Pentagon Afternoon
12. Questi Cazzi Di Piccione
13. Times Beach III
14. Food Gathering in Post-Industrial America, 1992
15. Welcome to the United States
16. Pound for a Brown
17. Exercise #4
18. Get Whitey
19. G-Spot Tornado

Personnel
Frank Zappa – conductor, producer, performer
Peter Rundel – conductor, violin
Dietmar Wiesner – flute
Catherine Milliken – oboe, english horn, bass oboe, didjeridu
Roland Diry – clarinet
Wolfgang Stryi – bass clarinet, tenor saxophone, contrabass clarinet
Veit Scholz – bassoon, contrabassoon
Franck Ollu – french horn
Stefan Dohr – french horn
William Formann – cornet, flugelhorn, piccolo trumpet, trumpet
Michael Gross – cornet, flugelhorn, piccolo trumpet, trumpet
Uwe Dierksen – trombone, soprano trombone
Michael Svoboda – trombone, euphonium, didjeridu, alphorn
Daryl Smith – tuba
Hermann Kretzschmar – celeste, harpsichord, voices, piano
Ueli Wiget – celeste, harpsichord, harp, piano
Rumi Ogawa-Helferich – cymbalom, percussion
Andreas Böttger – percussion
Detlef Tewes – mandolin
Jürgen Ruck – banjo, guitar
Ellen Wegner – harp
Mathias Tacke – violin
Claudia Sack – violin
Hilary Sturt – violin, voices
Friedemann Dähn – violoncello
Thomas Fichter- contrabass, Fichter electric upright bass
Ensemble Modern – main performer

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月14日

The Mothers of Invention / Ahead of Their Time (1993)

Ahead of Their Time - Frank ZappaAhead of Their Time / The Mothers of Invention

フランク・ザッパの57作目『アヘッド・オブ・ゼア・タイム』

1968年10月28日、ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホールでのオリジナル・マザーズのライヴ。BBCシンフォニー・オーケストラのメンバー14人を参加させていて、前半は寸劇、後半はバンド演奏という2部構成になっている。

前半の寸劇はなかなか観客に受けている。内容を読んでも自分にはこのバカバカしいストーリーをよく理解できないけど…。
後半はインスト主体・メドレー形式での演奏。MCなしでどんどん突き進んでいく様は前半とは別物。J「キング・コング」やラストの「オレンジ・カウンティー・ランバー・トラック」が特に熱い。ザッパが70年代・80年代に構築した技巧派集団と比べると、マザーズの出す音は豪快で温度が高い。

ザッパとマザーズの、遊び心と音楽への真剣な取り組み両面が窺えて面白いアルバムだ。


"Progress?"
1. Prologue
2. Progress?
3. Like It or Not
4. The Jimmy Carl Black Philosophy Lesson
5. Holding The Group Back
6. Holiday in Berlin
7. The Rejected Mexican Pope Leaves the Stage
8. Undaunted, the Band Plays On
9. Agency Man
10. Epilogue
1968 performance
11. King Kong
12. Help, I'm a Rock
13. Transylvania Boogie
14. Pound for a Brown
15. Sleeping in a Jar
16. Let's Make the Water Turn Black
17. Harry, You're a Beast
18. The Orange County Lumber Truck (Part I)
19. Oh No
20. The Orange County Lumber Truck (Part II)

Personnel
Frank Zappa – guitar, vocals
Roy Estrada – bass guitar, vocals
Arthur Dyer Tripp III – drums, percussion
Jimmy Carl Black – drums, vocals
Don Preston – electric piano, odd noises (homemade oscillation boxes)
Bunk Gardner – tenor saxophone, clarinet
Ian Underwood – alto saxophone, piano
Euclid James "Motorhead" Sherwood – baritone saxophone, tambourine
Members of the BBC Symphony Orchestra

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月13日

Frank Zappa & The Mothers of Invention / Playground Psychotics (1992)

Frank Zappa And The Mothers Of Invention - Playground Psychotics(IMPORT)2CD - Frank Zappa And The Mothers Of InventionPlayground Psychotics / Frank Zappa And The Mothers Of Invention
フランク・ザッパの56作目『プレイグラウンド・サイコティクス』

本作は普通のアルバムとは違う。録音魔だったザッパがポータブル・レコーダーを回して録音していたステージや楽屋でのおしゃべり、ハプニングなどを詰め込んだドキュメント。当時のバンドの雰囲気を知ることができるけど、英語が聞き取れないと彼らの会話をストレートに楽しむことができない。

バンドの演奏はトータルの半分くらい。聴き所は2つ。
一つはDisc1のラスト5曲。ジョン・レノン、オノ・ヨーコとの歴史的共演だ。『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』(1972年)に収録されたものはオノ・ヨーコの狂気じみた叫びが強調されていたけど、本作はザッパ・サイドのミックスで、かなり整理された印象。ミックスが違うとこうも変わるんだな、という好例になっていて、マザーズの演奏も聴きやすい。

もう一つの目玉は30分超のDisc2-R「ビリー・ザ・マウンテン」。フロー&エディによる演劇調セリフの応酬とバンドの対応力が凄い。独特な世界観を創り上げていて何より楽しそうだが、歓声の具合を聞いていると“置いてきぼり感”も否めないw

本作はおしゃべりパートが多いので、ザッパ・マニア、ジョン・レノン・マニア向け。そうでなければちょっとシンドイんじゃないかな。


Disc 1
A Typical Day on the Road, Part 1
1. Here Comes the Gear, Lads
2. The Living Garbage Truck
3. A Typical Sound Check
4. This Is Neat
5. The Motel Lobby
6. Getting Stewed
7. The Motel Room
8. Don't Take Me Down
9. The Dressing Room
10. Learning "Penis Dimension"
11. You There, with the Hard On!

Fillmore East, New York City, New York, June 6, 1971
12. Zanti Serenade
13. Divan
14. Sleeping in a Jar
15. Don't Eat There
16. Brixton Still Life
17. Super Grease
18. Wonderful Wino
19. Sharleena
20. Cruisin' for Burgers
21. Diphtheria Blues
22. Well
23. Say Please
24. Aaawk
25. Scumbag
26. A Small Eternity with Yoko Ono

Disc 2
A Typical Day on the Road, Part 2
1. Beer Shampoo
2. Champagne Lecture
3. Childish Perversions
4. Playground Psychotics
5. The Mudshark Interview
6. There's No Lust in Jazz
7. Botulism on the Hoof
8. You Got Your Armies
9. The Spew King
10. I'm Doomed

11. Status Back Baby
12. The London Cab Tape
13. Concentration Moon, Part One
14. The Sanzini Brothers
15. It's a Good Thing We Get Paid to Do This
16. Concentration Moon, Part Two
17. Mom & Dad
18. Intro to Music for Low Budget Orchestra
19. Billy the Mountain

The True Story of 200 Motels
20. He's Watching Us
21. If You're Not a Professional Actor
22. He's Right
23. Going for the Money
24. Jeff Quits
25. A Bunch of Adventures
26. Martin Lickert's Story
27. A Great Guy
28. Bad Acting
29. The Worst Reviews
30. A Version of Himself
31. I Could Be a Star Now

Personnel
Frank Zappa - lead guitar, vocal
Mark Volman - vocal
Howard Kaylan - vocal
Jim Pons - bass vocal
Aynsley Dunbar - drums
Don Preston - keyboards, electronics
Ian Underwood - keyboards, alto sax
Bob Harris - wurlitzer

Jeff Simmons
George Duke
Martin Lickert

John Lennon
Yoko Ono

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月12日

Frank Zappa / You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 6 (1992)

You Can`T Do That On Stage Anymore,Vol 6 - FRANK ZAPPAYou Can`T Do That On Stage Anymore, Vol 6 / FRANK ZAPPA

フランク・ザッパの55作目『オン・ステージVol.6』

このシリーズの最終作も特徴を持たせた編集をしている。
Disc1はエロネタ満載。冒頭の「反猥褻の誓い」に始まり、バター犬プードルについての語り、パンティ嗅ぎフェスティヴァル、女性客をステージに上げての喘ぎ声コンテストなど、ヤリたい放題。歌っている内容も、神父さんのアソコとか、フィンランドのオナホールとか…。素晴らしすぎる。

Disc2は音楽的に聴かせたいテイクを集めたように思われる。
インド人ヴァイオリニストのシャンカールが参加したBはトリップ感にあふれたラーガ・ロックに酔える。ザッパのギターも透明感を出したトーンで滑空してる。宇宙空間へ飛び出しそうなところで、突然次の曲に変わっちゃうのが残念。
Jもシャンカール参加曲で急にオリエンタル。まるで別世界のような、とても可憐な曲&煌びやかなサウンド。
Kは謎の女性ソプラノ歌手が参加。どうしても収録したかったようで、このシリーズで唯一オーヴァーダブがされているテイク。オペラの歌い方で自分のことを「性欲過剰のあばずれ」なんて歌っちゃうギャップにヤられる。
Lは1988年と1971年のテイクを編集でつなげたカントリー・ポップ。
ラスト2曲は『200モーテルズ』からで、こちらも1971年と1981年を並べている。「ストリクトリー・ジェンティール」は、このシリーズ全体を締めるのに相応しく、余韻に浸りながら聴くことができる。


Disc 1
1. The M.O.I. Anti-Smut Loyalty Oath
2. The Poodle Lecture
3. Dirty Love
4. Magic Fingers
5. The Madison Panty-Sniffing Festival
6. Honey, Don't You Want a Man Like Me?
7. Father O'Blivion
8. Is That Guy Kidding or What?
9. I'm So Cute
10. White Person
11. Lonely Person Devices
12. Ms. Pinky
13. Shove It Right In
14. Wind Up Workin' in a Gas Station
15. Make a Sex Noise
16. Tracy Is a Snob
17. I Have Been in You
18. Emperor of Ohio
19. Dinah-Moe Humm
20. He's So Gay
21. Camarillo Brillo
22. Muffin Man
Disc 2
1. NYC Halloween Audience
2. The Illinois Enema Bandit
3. Thirteen
4. Lobster Girl
5. Black Napkins
6. We're Turning Again
7. Alien Orifice
8. Catholic Girls
9. Crew Slut
10. Tryin' to Grow a Chin
11. Take Your Clothes Off When You Dance
12. Lisa's Life Story
13. Lonesome Cowboy Nando
14. 200 Motels Finale
15. Strictly Genteel

Personnel
Frank Zappa – guitar, vocals, synthesizer
Mark Volman – vocals
Howard Kaylan – vocals
Denny Walley – slide guitar, vocals
Ike Willis – guitar, vocals
Adrian Belew – guitar, vocals
Ray White – guitar, vocals
Warren Cuccurullo – guitar
Steve Vai – guitar
Mike Keneally – guitar, synthesizer, vocals
Patrick O'Hearn – bass guitar
Jeff Simmons – bass guitar
Arthur Barrow – bass guitar
Scott Thunes – bass guitar
Tom Fowler – bass guitar
Ralph Humphrey – drums
Vinnie Colaiuta – drums
Aynsley Dunbar – drums
Terry Bozzio – drums
Chad Wackerman – drums, electronic percussion
Ed Mann – electric percussion, percussion, backing vocals, marimba
Bobby Martin – keyboards, vocals
Bob Harris – keyboards, vocals
Peter Wolf – keyboards
Allan Zavod – keyboards
George Duke – keyboards
Tommy Mars – keyboards
Lady Bianca - keyboards, vocals
Ian Underwood – keyboards, alto saxophone
Albert Wing – tenor saxophone
Michael Brecker - Tenor saxophone
Napoleon Murphy Brock – saxophone, vocals
Paul Carman – alto saxophone, soprano saxophone, baritone saxophone
Bruce Fowler – trombone
Walt Fowler – flugelhorn, synthesizer, trumpet
Kurt McGettrick – contrabass clarinet, bass saxophone, baritone saxophone
L. Shankar - violin
Jean-Luc Ponty – violin
Lisa Popeil - vocals

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

Frank Zappa / You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 5 (1992)

You Can't Do That On Stage Anymore, Vol. 5 by Frank Zappa (1992-07-10) 【並行輸入品】 - Frank ZappaYou Can't Do That On Stage Anymore, Vol. 5 / Frank Zappa

フランク・ザッパの54作目『オン・ステージVol.5』

Disc1は1966〜1969年の初期マザーズ・オブ・インヴェンションのレア音源集。
キャプテン・ビーフハートの『トラウト・マスク・レプリカ』の「ブリンプ」に音源が使われたA、ローウェル・ジョージが気だるく歌うブルース・ロックB、ロイヤル・アルバート・ホールのステージ上で悪ふざけして出禁のきっかけにもなったモーツァルトのピアノ・ソナタD、ザッパのドラム・ソロSなど、話題になる曲に混ざって、短い前衛サウンド、エロ声I、バスの車内やスタジオでのおしゃべりなんかが入ってくるので、もう何を聴いてるんだか分からなくなるw ウネウネ・ギター・ソロのQ、クリームみたいなかっこいいハード・ロック・ナンバー23、ラストの「ギターでおふくろ殺してやりてえ」など、終盤に聴き所が多い。

Disc2は1982年のヨーロッパ・ツアーから。スティーヴ・ヴァイが在籍していた時期で、全体的に他のアルバムでのテイクよりも高速演奏。期待するほど大々的なギター・バトルはないけど、バンドのハイテク・アンサンブルを楽しめる。ラストは興奮した観客がモノを投げ込んで混乱のまま終わる。


Disc 1
1. The Downtown Talent Scout
2. Charles Ives
3. Here Lies Love
4. Piano/Drum Duet
5. Mozart Ballet
6. Chocolate Halvah
7. JCB & Kansas on the Bus #1
8. Run Home Slow: Main Title Theme
9. The Little March
10. Right There
11. Where Is Johnny Velvet?
12. Return of the Hunch-Back Duke
13. Trouble Every Day
14. Proto-Minimalism
15. JCB & Kansas on the Bus #2
16. My Head?
17. Meow
18. Baked-Bean Boogie
19. Where's Our Equipment?
20. FZ/JCB Drum Duet
21. No Waiting for the Peanuts to Dissolve
22. A Game of Cards
23. Underground Freak-Out Music
24. German Lunch
25. My Guitar Wants to Kill Your Mama

Disc 2
1. Easy Meat
2. The Dead Girls of London
3. Shall We Take Ourselves Seriously?
4. What's New in Baltimore?
5. Moggio
6. Dancin' Fool
7. RDNZL
8. Advance Romance
9. City of Tiny Lites
10. A Pound for a Brown on the Bus
11. Doreen
12. Black Page, No. 2
13. Geneva Farewell

Personnel
Frank Zappa – conductor, guitar, vocals
Dick Kunc – vocals, voices
Kanzus J. Kanzus – vocals, voices
Dick Barber – vocals, voices, sound effects
Lowell George – guitar, vocals
Ray White – guitar, vocals
Steve Vai – guitar
Elliot Ingber – guitar
Roy Estrada – bass guitar, vocals
Scott Thunes – bass guitar
Billy Mundi – drums
Art Tripp – drums
Chad Wackerman – drums
Jimmy Carl Black – drums, vocals, voices
Ed Mann – percussion
Ray Collins – tambourine
Tommy Mars – keyboards, vocals
Don Preston – electronics, keyboards
Bunk Gardner – tenor saxophone, trumpet
Motorhead Sherwood – baritone saxophone, vocals
Bobby Martin – saxophone, vocals, keyboards
Ian Underwood – clarinet, alto saxophone, electric piano, piano
Noel Redding – dancer

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月09日

Frank Zappa / You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 4 (1991)

Vol. 4-You Can't Do That on Stage Anymore - Frank ZappaYou Can't Do That on Stage Anymore Vol. 4 / Frank Zappa

フランク・ザッパの52作目『オン・ステージVol.4』

第4弾は数々の共演者やそのソロ演奏に注目、というところだろうか。

一番の話題は何と言ってもキャプテン・ビーフハートが抑え気味ながら怪しく歌うDisc1-O「拷問は果てしなく」だ。ビーフハートによる粘りつくようなハーモニカや、デニー・ウォリーの渋いスライド・ギターもカッコイイ。

Disc1-I「レッツ・ムーヴ・トゥ・クリーヴランド」では、フリー・ジャズのサックス・プレイヤー、アーチー・シェップが飛び入り参加。たっぷりサックス・ソロを聴かせてくれる。バンドも見事に即興対応してる。

Disc1-J、Disc2-GKは1969年のテイクでローウェル・ジョージが参加。フリーキーな前衛音楽だったり、ドアーズの「ジ・エンド」の一節を入れてポエトリー・リーディング的だったり。時代を飛び越えて80年代の曲の間に突然挿入されていても、それほど違和感を感じない。

Disc2-A「スティーヴィーズ・スパンキング」は10分超のナンバーで、スティーヴ・ヴァイとの壮絶ギター・バトルが聴ける。ドラム・サウンドの軽さはどうにかならんかったかな。

ラスト6曲はドゥーワップ・メドレー。単純に聴いてて楽しくなる。


Disc 1
1. Little Rubber Girl
2. Stick Together
3. My Guitar Wants to Kill Your Mama
4. Willie the Pimp
5. Montana
6. Brown Moses
7. The Evil Prince
8. Approximate
9. Love of My Life
10. Let's Move to Cleveland - Solos (1984)
11. You Call That Music?
12. Pound for a Brown - Solos 1978
13. The Black Page (1984 version)
14. Take Me Out to the Ball Game
15. Filthy Habits
16. The Torture Never Stops (original version)

Disc 2
1. Church Chat
2. Stevie's Spanking
3. Outside Now
4. Disco Boy
5. Teen-Age Wind
6. Truck Driver Divorce
7. Florentine Pogen
8. Tiny Sick Tears
9. Smell My Beard
10. The Booger Man
11. Carolina Hard-Core Ecstasy
12. Are You Upset?
13. Little Girl of Mine
14. The Closer You Are
15. Johnny Darling
16. No, No Cherry
17. The Man from Utopia
18. Mary Lou

Personnel
Frank Zappa – vocals, lead guitar
Ray White – guitar, vocals
Ike Willis – guitar, vocals
Steve Vai – guitar
Lowell George – guitar, vocals, percussion
Mike Keneally – guitar
Warren Cuccurullo – guitar
Denny Walley – slide guitar, vocals
Scott Thunes – bass
Arthur Barrow – bass
Roy Estrada – bass, vocals, keyboards
Tom Fowler – bass
Patrick O'Hearn – bass, vocals
Chad Wackerman – drums
Arthur Dyer Tripp III – drums
Vinnie Colaiuta – drums
Jimmy Carl Black – drums
Chester Thompson – drums
Ralph Humphrey – drums
David Logeman – drums
Terry Bozzio – drums
Ed Mann – percussion
Ruth Underwood – percussion
Dave Samuels – percussion
Bobby Martin – keyboards, saxophone, vocals
Allan Zavod – keyboards
Tommy Mars – keyboards, vocals
Don Preston – keyboards
George Duke – keyboards, vocals
Peter Wolf – keyboards, Mini-moog
Mike Keneally – synthesizer
Don Preston – synthesizer
Napoleon Murphy Brock – saxophone, vocals
Bunk Gardner – tenor saxophone
Albert Wing – tenor saxophone
Archie Shepp – tenor saxophone
Ian Underwood – alto saxophone, clarinet
Paul Carman – alto saxophone
Kurt McGettrick – baritone saxophone
Motorhead Sherwood – baritone saxophone
Buzz Gardner – trumpet
Walt Fowler – trumpet, vocals
Bruce Fowler – trombone
Captain Beefheart – harmonica, vocals

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月08日

Frank Zappa / Stairway to Heaven (CD single)(1991)

Stairway to Heaven - Zappa FrankStairway to Heaven / Frank Zappa

フランク・ザッパの51作目『ザ・ベスト・バンド』からシングル Stairway to Heaven

収録された2曲はどちらもアルバム・ヴァージョンと同じなので、コレクター・アイテム的かもしれない。それでもやっぱりこのアレンジの見事さに惹かれて購入した。

「天国への階段」がとにかくユニーク。全体はレゲエ・アレンジで、あの有名なギター・ソロ・パートをホーン・セクションで完全コピー。何度も聴いた曲がとても新鮮だ。


1. Stairway to Heaven
2. Bolero

Personnel
Frank Zappa – synthesizer, guitar, keyboards, vocals
Ike Willis – guitar, rhythm guitar, synthesizer, vocals
Scott Thunes – bass guitar, electric bass, vocals, synthesizer, Minimoog
Chad Wackerman – drums, vocals, electronic percussion
Ed Mann – percussion, marimba, vibraphone, electronic percussion
Bobby Martin – keyboards, saxophone, vocals
Mike Keneally – synthesizer, guitar, rhythm guitar, vocals
Walt Fowler – synthesizer, trumpet, flugelhorn
Kurt McGettrick – saxophone, baritone saxophone, E flat clarinet
Paul Carman – alto saxophone, baritone saxophone, soprano saxophone
Albert Wing – tenor saxophone
Bruce Fowler – trombone

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月07日

Frank Zappa / The Best Band You Never Heard in Your Life (1991)

Best Band You Never Heard in Your Life by Zappa,Frank (1991-04-16) 【並行輸入品】 - Frank ZappaThe Best Band You Never Heard in Your Life / Frank Zappa

フランク・ザッパの51作目『ザ・ベスト・バンド』

本作のジャケットには別のものがある。自分が所有しているのは上のデザインのものだけど、バンドを写した写真部分が真っ黒になったものと、カル・シェンケルによる全く別のイラスト・デザインのもの。レコード屋で見たときに新しいものが出たのかと勘違いした記憶がある。ザッパは作品数が多いので、買うときに注意が必要だ。

本作は1988年のツアーから生まれた3つのライヴ・アルバムの2つ目。タイトルに自信が表れているかのようで、充実の内容。セレクトされているのは1970年代に発表された歌モノが中心。有名な曲のカバーも散りばめられていて、ジョニー・キャッシュの「リング・オブ・ファイア」、トニー・ベネットの「想い出のサンフランシスコ」、ラヴェルの「ボレロ」、ジミ・ヘンドリクスの「パープル・ヘイズ」、クリームの「サンシャイン・ラヴ」、西部劇テレビドラマ「ボナンザ」、映画「ゴッドファーザーII」のテーマ曲、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」を独特なアレンジで聴かせてくれている。

このときのバンドは5人のホーン・セクションが大きな特徴になっていて、ビッグ・バンド的な優しいサウンド。チャド・ワッカーマンの多彩なドラム・プレイも流石。ザッパのギターがテロンテロンでやけに軽いのが気になる。
MCや観客とのやり取りが面白い『オン・ステージ』シリーズに比べると、本作は演奏中心の聴かせるライヴ・アルバム。もちろん、楽しいところはたくさんある。ザッパ自身が楽しんでる様子が伝わってくる。


Disc 1
1. Heavy Duty Judy
2. Ring of Fire
3. Cosmik Debris
4. Find Her Finer
5. Who Needs the Peace Corps?
6. I Left My Heart in San Francisco
7. Zomby Woof
8. Boléro
9. Zoot Allures
10. Mr. Green Genes
11. Florentine Pogen
12. Andy
13. Inca Roads
14. Sofa No. 1

Disc 2
1. Purple Haze
2. Sunshine of Your Love
3. Let's Move to Cleveland
4. When Irish Eyes Are Smiling
5. "Godfather Part II" Theme
6. A Few Moments with Brother A. West
7. The Torture Never Stops, Pt. 1
8. Theme from "Bonanza"
9. Lonesome Cowboy Burt (Swaggart version)
10. The Torture Never Stops, Pt. 2
11. More Trouble Every Day (Swaggart version)
12. Penguin in Bondage (Swaggart version)
13. The Eric Dolphy Memorial Barbecue
14. Stairway to Heaven

Personnel
Frank Zappa – synthesizer, guitar, keyboards, vocals
Ike Willis – guitar, rhythm guitar, synthesizer, vocals
Scott Thunes – bass guitar, electric bass, vocals, synthesizer, Minimoog
Chad Wackerman – drums, vocals, electronic percussion
Ed Mann – percussion, marimba, vibraphone, electronic percussion
Bobby Martin – keyboards, saxophone, vocals
Mike Keneally – synthesizer, guitar, rhythm guitar, vocals
Walt Fowler – synthesizer, trumpet, flugelhorn
Kurt McGettrick – saxophone, baritone saxophone, E flat clarinet
Paul Carman – alto saxophone, baritone saxophone, soprano saxophone
Albert Wing – tenor saxophone
Bruce Fowler – trombone

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月06日

Frank Zappa / You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 3 (1989)

You Can't Do That On Stage Anymore, Vol. 3 - You Can't Do That On Stage Anymore, Vol. 3 / Frank Zappa

フランク・ザッパの50作目『オン・ステージVol.3』

シリーズ3作目は1971年〜1984年のライヴから選曲されている。ザッパ自身が印象に残っている公演のテイクを集めたようだ。

Disc1はほとんどが1984年のツアーから。
Disc1-@では当時15歳の息子ドゥイージル・ザッパが登場。ギター・ソロを弾かせて自分も絡んでいく“親バカ”共演だ。
Disc1-Aではバンドがイエスの「ロンリー・ハート」を弾くのをバックにザッパのギター・ソロ。ユニークな取り込み方だ。
Disc1-DEではアイク・ウィリスの「ハイホー・シルヴァー!」にバカ笑いするザッパ。
他にも、ツィステッド・シスターいじりや、フランスを小ばかにした曲、「なんでションベンすると痛いんだろう」でのソルト・レイク・シティの娘についてのエピソードなど、バカけたネタ・話題に事欠かない。

Disc2-@はニクソン大統領をケチョンケチョンにした歌詞が強烈。
Disc2-ABは1976年の東京公演の音源が含まれている。テリー・ボジオの愚痴が炸裂。
Disc2-Gはパレルモでのテイクが使われている。催涙ガス爆弾が派手に爆裂。
Disc2-I「キング・コング」は1982年6月と1971年12月のテイクを連結して24分超に。ここでのソロの直後に観客の一人に突き落とされて、ザッパさん骨折。

いろんな出来事が乗っかったテイクを優先してセレクトしているけど、もちろん演奏面で不出来なものはない。ザッパのギター・ソロも快調だし、編集ワザも大活躍。
それにしても。一回一回のライヴがどれもスペシャルなものだったんだなあ。一度もそれを体験していないのが本当に悔しい。


Disc 1
1. Sharleena
2. Bamboozled by Love
3. Lucille Has Messed My Mind Up
4. Advance Romance
5. Bobby Brown Goes Down
6. Keep It Greasey
7. Honey, Don't You Want a Man Like Me?
8. In France
9. Drowning Witch
10. Ride My Face to Chicago
11. Carol, You Fool
12. Chana in de Bushwop
13. Joe's Garage
14. Why Does It Hurt When I Pee?
Disc 2
1. Dickie's Such an Asshole
2. Hands With a Hammer
3. Zoot Allures
4. Society Pages
5. I'm a Beautiful Guy
6. Beauty Knows No Pain
7. Charlie's Enormous Mouth
8. Cocaine Decisions
9. Nig Biz
10. King Kong
11. Cosmik Debris

Personnel
Frank Zappa – vocals, guitar, keyboards
Mark Volman – vocals
Howard Kaylan – vocals
Lowell George – guitar
Denny Walley – guitar
Steve Vai – guitar
Dweezil Zappa – guitar
Jim Sherwood – guitar, vocals, wind
Ray Collins – guitar, vocals
Ike Willis – rhythm guitar, vocals
Ray White – rhythm guitar, vocals
Ian Underwood – guitar, wind, alto saxophone, keyboards
Patrick O'Hearn – bass guitar, wind
Roy Estrada – bass guitar, vocals
Jim Pons – bass guitar, vocals
Scott Thunes – bass guitar, vocals, synthesizer
Tom Fowler – bass guitar, trombone
Ralph Humphrey – drums
Art Tripp – drums
Chester Thompson – drums
Chad Wackerman – drums, vocals
Jimmy Carl Black – drums, percussion
Aynsley Dunbar – drums
Terry Bozzio – drums, soloist, lyricist
Ruth Underwood – percussion, keyboards
Ed Mann – percussion
Peter Wolf – keyboards
Allan Zavod – keyboards
Andre Lewis – keyboards
Don Preston – keyboards, electronics
George Duke – keyboards, vocals
Tommy Mars – keyboards, vocals
Bobby Martin – keyboards, vocals, saxophone
Napoleon Murphy Brock – saxophone, vocals
Bruce Fowler – trombone
Bunk Gardner – horn, wind

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月05日

Frank Zappa / Broadway the Hard Way (1989)

Broadway the Hard Way - Frank ZappaBroadway the Hard Way / Frank Zappa

フランク・ザッパの49作目『ブロードウェイ・ザ・ハード・ウェイ』

ジャケットを見ても、最初に聴き始めたときも、これがライヴ・アルバムだとは気付かなかった。途中から歓声が聴こえてきて初めて、という感じ。それくらいスタジオ作と差がない。

1988年のツアー音源は本作以外にも、『ザ・ベスト・バンド』と『メイク・ア・ジャズ・ノイズ』(ともに1991年)の計3つのライヴ・アルバムとしてリリースされている。本作は、1988年10月に9曲入りLPとしてまずリリースされて、1989年5月に17曲入りCDとして再リリースされている。LPの先行リリースは、1988年11月の米国大統領選挙(投票日は11月8日だった)に照準を合わせて急ぎ編集されたもの。ザッパが政治に訴えたかったことがまとめられている。

ということで、歌詞に注目が集まる作品だ。CDに付いていた分厚い対訳・解説のブックレットにざっと目を通すと、共和党やテレビ伝道師をしつこく攻撃している。日本人にはピンと来ないところだけど、ライヴやCDで実在の政治家の実名を出して大々的に批判するなんて、なかなかのエネルギーだ。
ザッパはただ批判するだけではなくて、選挙に行くように促すことを忘れていない。本作のラストで「登録に行ってください」というMCが聴こえてくる。コンサート会場に選挙人登録ができる環境を用意していたそうで、実際にこの1988年のザッパのツアーで登録した人は1万人以上いたとか。

音楽的には、ポップでコンパクトな曲が多く、聴き易い作品だ。ヴォーカルやコーラスが柔らかで、5人のホーン・セクションの音色もマイルド。ザッパのギターもいつもの激しさがなくなんだか優しい。超絶技巧バンドというよりは、洗練されたオトナなバンドの演奏だ。歌詞の内容を伝えるのを優先してのことだろうか。

「ロック・スタイルのコンサートでやることはやり尽くした」として、ライヴ活動から遠ざかっていたザッパにとって、この1988年のツアーが生涯最後のワールド・ツアーとなった。ザッパが自分の使命を果たそうとした記録として、心して受け止めたい。


1. Elvis Has Just Left the Building
2. Planet of the Baritone Women
3. Any Kind of Pain
4. Dickie's Such an Asshole
5. When the Lie's So Big
6. Rhymin' Man
7. Promiscuous
8. The Untouchables
9. Why Don't You Like Me?
10. Bacon Fat
11. Stolen Moments
12. Murder by Numbers
13. Jezebel Boy
14. Outside Now
15. Hot Plate Heaven at the Green Hotel
16. What Kind of Girl?
17. Jesus Thinks You're a Jerk

Personnel
Frank Zappa – guitar, vocals
Ike Willis – guitar, vocals
Scott Thunes – bass guitar
Chad Wackerman – drums
Ed Mann – percussion
Robert Martin – keyboards, vocals
Mike Keneally – synthesizer, vocals, guitar
Paul Carman – alto saxophone
Albert Wing – tenor saxophone
Kurt McGettrick – baritone saxophone
Walt Fowler – trumpet
Bruce Fowler – trombone
Eric Buxton – vocals

Sting – lead vocal on "Murder by Numbers"

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月03日

Frank Zappa / You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 2 (1988)

Vol. 2-You Can't Do That on Stage Anymore - Frank ZappaYou Can't Do That on Stage Anymore Vol. 2 / Frank Zappa

フランク・ザッパの48作目『オン・ステージVol.2』

1974年9月22日、フィンランド・ヘルシンキでのライヴ。『Vol.1』とは違って一つのコンサートを丸ごと収録しているのが嬉しい。別の日のテイクを混ぜる必要がないという判断は、ザッパがこのバンドによるこのステージに相当な自信を持っていたことを証明している。超絶技巧なバンドの一体感、アドリブの数々、観客とのやり取りの機転など、全てが最高だ。

ゆったりスタートした後、Disc1-B「インカ・ローズ」で煌びやかな異次元の音世界に連れて行かれる。この曲から続くDisc1中盤のインスト・パートは鳥肌モンの演奏連発だ。ザッパのギターも激しい。
Disc1-Hは実際にあった?おかしなホテルマンとのやり取りを基にしてる。他の曲でもフィンランドに絡めたトークをしていたりもして、その日その会場ならではの楽しい雰囲気が伝わってくる。
約24分のDisc2-A「デュプリーズの天国」と、その後Fまで続く短いインスト・メドレーのあたりはとてもプログレ的。
Disc2-G「モンタナ」でも見事な即興対応力が発揮されている。観客の一人からオールマン・ブラザーズ・バンドの「ウィッピング・ポスト」をリクエストされて、「その曲は知らない」と言いながらも、歌詞の中に「ウィッピング・ポスト」を織り込みながら演奏を進めていく。後にスタジオ作『ゼム・オア・アス』(1984年)やライヴ盤『ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?』(1986年)で「ウィッピング・ポスト」を見事に演奏しているそのきっかけになった出来事で、そういう“歴史”を感じることができて面白い。

発掘ライヴ的なシリーズの第2集という、目立ちにくい存在ながら、ロックのライヴ・アルバムの中でも有数の盤。聴いたことがない人には迷わずオススメ。


Disc 1
1. Tush Tush Tush (A Token of My Extreme)
2. Stinkfoot
3. Inca Roads
4. RDNZL
5. Village of the Sun
6. Echidna's Arf (Of You)
7. Don't You Ever Wash That Thing?
8. Pygmy Twylyte
9. Room Service
10. The Idiot Bastard Son
11. Cheepnis
Disc 2
1. Approximate
2. Dupree's Paradise
3. Satumaa (Finnish Tango)
4. T'Mershi Duween
5. The Dog Breath Variations
6. Uncle Meat
7. Building a Girl
8. Montana (Whipping Floss)
9. Big Swifty

Personnel
Frank Zappa – lead guitar, vocals
Tom Fowler – bass guitar
Chester Thompson – drums
Ruth Underwood – percussion
George Duke – keyboards, vocals
Napoleon Murphy Brock – saxophone, flute, vocals

Produced by Frank Zappa
posted by 雑派 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Frank Zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする